お勤めご苦労さまです。いしいさん(@ishiisans)です。
今回は、エレベーターの管理に関するお話です。
あなたはエレベーター使っていますか?
使っていますよね?
使わない日はないくらい、私たちの生活に溶け込んでいます。
あっという間に、上に行ったり下に行ったりできてめちゃくちゃ便利ですよね。
しかし、
たまーに点検で使えなかったことってありませんか?
その場合、階段を使わないといけなくなり
重い荷物を持っていたら、絶望感半端ないですよね。
クソっ!なんで使えないんだよーーーー!!!って叫びたくなりますよね。
では、なぜ利用者に迷惑がかかるのに点検をする必要があるのかというと
・法定点検
・保守点検
この2つのためなのです。
では、解説していきたいと思います。
・点検の頻度を知りたい人
・点検の種類を知りたい人
ぜひ読んで見て下さいね。
法定点検とは?
法律で決まっている年に1回必ずしなければならない点検です。
根拠は、建築基準法第12条第3項です。
特定建築設備等(昇降機及び特定建築物の昇降機以外の建築設備等をいう。以下この項及び次項において同じ。)で安全上、防火上又は衛生上特に重要であるものとして政令で定めるもの(国等の建築物に設けるものを除く。)及び当該政令で定めるもの以外の特定建築設備等で特定行政庁が指定するもの(国等の建築物に設けるものを除く。)の所有者は、これらの特定建築設備等において、国土交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は建築設備等検査員資格者証の交付を受けている者に検査(これらの特定建築設備等についての損傷、腐食その他の劣化の状況の点検を含む。)をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
この条文を簡単にまとめると、
特殊な用途だったり、大規模な建築物に設置されているエレベーターは、1年に1回点検をし、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
ってことです。
なのでマスト!
保守点検とは?
「安全性」と「性能」がきちんと維持されているかの点検です。
この点検は、
エレベーターメーカーが財団法人日本建築設備・昇降センターの「昇降機の維持及び運行の管理に関する指針」を基に行っています。
そのため、大抵のメーカーが
・3か月に1回の現場での点検
・毎月のリモート点検
を行っています。
リモートとは、遠隔点検のことで、現場に行かなくてもエレベーターメーカーの情報センターで出来る点検です。
この点検は義務ではありませんが、安全のためには仕方がないかなあって思ってます。
何かあってからでは遅いので。安全第一です。
しかし、安全性のためにした方がいい!
さいごに
以上、【不動産管理】エレベーター点検が必要な根拠知ってますか?についてでした。
結論は、
・法定点検←義務
・保守点検←義務ではないが、安全性のため
点検をせずに何か事故が起きたら所有者の責任になります。そんなのイヤですよね。
また、点検は建築物や設備を長く、安全に使ううえでとても重要です。
なにごとも意味があります。
その意味を考えると、知識が深まっていきます。
身近で疑問に思うことがあれば調べてみましょう。
そうすると、あなたの知識となって、いつか役立つ時がくるはず。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。