【ちょっとした工夫!】道路斜線・隣地斜線・北側斜線の計算を簡単にする方法【結論:分数にする。】

お勤めご苦労さまです。いしいさん(@ishiisans)です。
いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます。

 

建築士試験の法規は、めちゃくちゃ時間がタイトですよね。

 

そのなかで、解くのに時間がかかるのが、「高さの問題」です。

 

例えば
・道路高さ制限は、距離×1.25
・隣地高さ制限は、距離×1.25+10
・隣地高さ制限は、距離×1.25+20
など。

 

こういう計算をしなければなりません。
めんどくさいですよね?!
超めんどくさがり屋のぼくは、カンニングしたくなります。(嘘です。)

 

ということで、こういう計算を簡単にする方法を教えちゃいたいと思います。

 

先に結論を言っちゃうと、

分数にする。

です。

 

(もう勘のいいあなたは分かったはず。)

 

では、サクッと解説していきます!

 

 

いしいさん
ちょっとした工夫が大事!

 

分数にする

1,25や2.5を分数にしてみましょう。

 

つまり、
・1.25=125/100=5/4
・2.5=25/10=5/2
となります。

 

たったこれだけです。これで劇的に計算が早くなります。

 

では、例題をやってみましょう!

 

例題

例題① 道路高さ制限

・用途地域は、第一種低層住居専用地域
・水平距離が12m(後退緩和を含む)
の場合、道路高さ制限の最高高さはいくつになるか?

 

やってみてください。

 

答え
・第一種低層住居専用地域の場合は、H=水平距離×1.25
・水平距離=12m(後退緩和を含む。)
よって、
H=12×1.25=12×125/100=12×5/4=3×5=15mとなります。
暗算でできたでしょう?!
時間も真面目に計算するよりも劇的に早くなったでしょう?!
例題② 隣地高さ制限
・用途地域は、近隣商業地域
・水平距離は、8m
の場合、隣地高さ制限の最高高さはいくつになるか?
考えてみてください。
答え
・近隣商業地域の場合は、H=水平距離×2.5+31m
・水平距離=8m
よって、
H=8×2.5+31=8×25/10+31=8×5/2+31=4×5+31=20+31=51mとなります。
これも暗算でできたでしょう?!
例題③ 北側高さ制限
・用途地域は、第一種中高層住居専用地域
・水平距離は、4m
の場合は、北側高さ制限の最高高さはいくつになるか?
最後です。これもやってみてください。
答え
・第一種中高層住居専用地域の場合は、H=水平距離×1.25+10
・水平距離=4m
よって、
H=4×1.25+10=4×125/100+10=4×5/4+10=5+10=15mとなります。
もう楽勝ですよね?!
これで、5分は短縮できるようになったはず!!!

さいごに

以上、【ちょっとした工夫!】道路斜線・隣地斜線・北側斜線の計算を簡単にする方法【結論:分数にする。】でした。

 

結論は、

分数にする。

です。

 

本当にちょっとした工夫でしたね。
これで、5分は短縮できるはず。

 

こういうちょっとした工夫をいつも考えることが大事です。
このちょっとした工夫の積み重ねが、あなたの人生を飛躍させることになるはずです。

 

さいごまでお読みいただきありがとうございました。
他の記事も読んでみてくださいね。

 

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