(※建築とはまったく関係がありません。)
正直に言います。
この本は、陰謀論ではありません。
膨大なデータをもとに書かれています。
あなたは、「戦前」と「神話」と聞いてどういうことを思い浮かべますか?
なんとなくよかった
ではないでしょうか?
実はそのイメージは完全につくられていたのです。
もっというと、都合のいいように利用されていたのです。
本書を読むとその意味が分かってきます。
概要
日本の近現代史における「戦前」という時代を、通説とは異なる視点から捉え直すことを試みたものです。
著者の辻田真佐憲氏は、「戦前」という時代が、現代の日本社会にどのような影響を与えているのかを考察し、
私たちが抱く「戦前」のイメージが、いかに作られたものであるかを明らかにしています。
主な内容
- 「戦前」イメージの形成:
- 「戦前」という時代が、戦後の社会においてどのように語られ、イメージが形成されていったのかを検証します。
- 「愛国」や「神話」といったキーワードに着目し、それらがどのように利用され、人々の意識に根付いていったのかを分析します。
- 歴史の再検証:
- 従来の歴史観にとらわれず、様々な資料や証言を基に、当時の社会や人々の考え方を多角的に考察します。
- 特に、当時のメディアや文化が、人々の意識形成に果たした役割を重視しています。
- 現代への影響:
- 「戦前」の遺産が、現代の日本社会にどのような形で残っているのか、また、それが私たちの考え方や行動にどのような影響を与えているのかを考察します。
- 過去の歴史を正しく理解することの重要性を説き、より良い未来を築くための提言を行っています。
この書籍のポイント
- 通説にとらわれない、独自の視点からの歴史分析
- 豊富な資料と事例に基づく、説得力のある論述
- 現代社会への深い洞察と、未来への提言
まとめ
この書籍を読むことで、私たちは「戦前」という時代に対する理解を深め、現代社会をより深く考察するための視点を得ることができます。

まじで良書。未来は本当の過去の延長線上にある。