②「設計住宅性能評価」はプランの安心感を、「建設住宅性能評価」は実際の建物の安心感を高めてくれる！
③それぞれの評価には、ローン金利優遇やトラブル防止など、たくさんのメリットがある！
④両方の評価を受けるのが理想的。賢く活用して、後悔しない家づくりを！
こんにちは！これからお家の設計にチャレンジするぞ！と意気込んでいる設計初心者のみなさん、ワクワクしますよね！でも、専門用語がたくさん出てきて「うーん、何から学べばいいんだろう？」と戸惑うこともあるかもしれません。
今回は、そんな設計初心者さんにぜひ知っておいてほしい「住宅性能評価」という制度、特に「設計住宅性能評価」と「建設住宅性能評価」の2つの違いと、それぞれの評価を受けることで得られる嬉しい「メリット」について、肩の力を抜いて読めるように、やさしく解説します。これを知っておくと、あなたが描く素敵なマイホームプランに「安心」という大きなプラスアルファを加えられますよ！
まずは基本のキ！「住宅性能評価」って、いったい何？
「住宅性能評価」と聞くと、なんだかカッチリしていて難しそうですよね。でも、大丈夫！
例えるなら、「お家の健康診断」のようなもの。私たちが定期的に健康診断を受けるように、お家も「どれくらい地震に強いかな？」「冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるかな？」「長く安心して住めるかな？」といった、目には見えないけどとっても大切な「性能」を、国が決めた共通の基準で専門家がチェックしてくれるんです。
この結果が「評価書」としてまとめられるので、設計のプロではない方でも、お家の体力や得意なこと（性能）が一目でわかるようになる、とっても便利な仕組みなんですよ。
「設計住宅性能評価」– あなたの素敵なプラン、専門家が太鼓判！メリットもいっぱい！
さて、ここからが本題です。まずは「設計住宅性能評価」から見ていきましょう。
- 評価のタイミングは？：ズバリ、お家の工事が始まる前です。あなたが一生懸命考えた設計図や、「こんな材料を使いますよ」というリスト（仕様書といいます）が出来上がった段階で、「このプランでお願いします！」と専門機関に評価を頼みます。
- 何をチェックするの？：実際に家を建てるわけではないので、提出された設計図や書類をじっくり見て、「この設計プラン通りに建てたら、こんな性能のお家になりますよ」という、いわば「計画段階のポテンシャル」を評価します。設計のアイデアが、ちゃんと性能基準を満たしているかを確認するイメージですね。
設計住宅性能評価の嬉しいメリット！
設計住宅性能評価を受けると、設計初心者さんにとってこんなに良いことがあるんです！
- 自分の設計プランに自信が持てる！
- 「この設計で本当に大丈夫かな…？」という不安、ありますよね。でも、専門家が「このプランなら、これだけの性能が出ますよ」と客観的に評価してくれるので、「よし、この設計でいこう！」と自信を持って次のステップに進めます。 まるで、先生に褒められたような安心感です。
- 工事が始まってからの「しまった！」を防げる！
- もし設計段階で「あれ？ここの断熱、もう少し工夫できるかも」「耐震性、もうちょっと上げたいな」といった点が見つかれば、工事が始まる前に修正できます。 後から「こうしておけば良かった…」なんて後悔するのを防げるのは、時間もコストも節約できて大きなメリットですよね。
- お金の面でもちょっぴりお得になるかも？
- 評価結果によっては、住宅ローンの金利が少し優遇されたり、地震保険料が割引になったりする場合があります。 これは、性能が高いお家はリスクが低いと判断されるためです。（利用できるかどうかは、各金融機関や保険会社にご確認くださいね。）少しでもお得になるのは嬉しいポイントです。
- 施主さん（お家を建てる人）への説明がスムーズに！
- 設計したお家の性能を、お客様に具体的に伝えやすくなります。「このお家は、これくらいの地震に耐えられて、冬はこれくらい暖かいんですよ」と、評価書を見せながら説明できるので、説得力が増します。
設計住宅性能評価は、「あなたの描いた夢の設計図が、どれだけ素晴らしい可能性を秘めているか」を教えてくれるだけでなく、たくさんのメリットをもたらしてくれる、最初の関門であり、心強いサポーターなんです。
「建設住宅性能評価」– プラン通りにできてるかな？現場をしっかりチェック！こちらのメリットも要チェック！
次に、「建設住宅性能評価」についてお話しします。
- 評価のタイミングは？：今度は、工事の真っ最中と、お家が完成したときです。設計住宅性能評価でOKが出た設計図通りに、ちゃんと工事が進んでいるかな？というのを、専門の検査員さんが工事現場に来て、自分の目でチェックします。工事中に何回か、そしてピカピカのマイホームが完成したタイミングで検査が行われます。
- 何をチェックするの？：こちらは、実際に建てられているお家そのものが評価の対象です。「図面通りに柱は入っているかな？」「断熱材はしっかり施工されているかな？」といった具合に、設計図に描かれた性能が、現実の建物としてちゃんと形になっているかを確認します。
建設住宅性能評価の嬉しいメリット！
建設住宅性能評価を受けることにも、こんなにたくさんのメリットがあるんですよ！
- 設計図通りの性能が、ちゃんとカタチになっているか確認できる！
- せっかく素晴らしい設計をしても、現場の施工が伴わなければ意味がありませんよね。この評価では、専門家が**「図面通りに、きちんと作られていますね！」と実際に確認してくれる**ので、「本当に設計通りの性能が出ているんだな」と安心できます。まさに「絵に描いた餅」にしないための重要なチェックです。
- プロの目でチェック！質の高い工事につながる！
- 第三者の専門家が工事現場をチェックすることで、施工ミスや手抜き工事を防ぐ効果が期待できます。 現場の職人さんたちも、より一層丁寧に作業を進めてくれるでしょう。これは、お家の品質を確保する上で非常に大きなメリットです。
- もしもの時、心強い味方になってくれる！
- 万が一、完成したお家に欠陥が見つかったり、何かトラブルが発生したりした場合、「指定住宅紛争処理機関」という専門の相談窓口を、通常よりも割安な申請料で利用できます。 これは、建設住宅性能評価書を持っている場合の特典です。裁判よりも気軽に相談できるので、いざという時のお守りになります。
- 将来、お家を売るときにも有利になるかも！
- このお家が「客観的な基準で性能が保証された住宅ですよ」という証明書（建設住宅性能評価書）があることは、将来、お家を売却したり貸したりする際に、買い手や借り手へのアピールポイントになります。 資産価値の維持にもつながる可能性があるのです。
建設住宅性能評価は、「あなたの設計図に込めた想いが、職人さんの手によって、きちんと現実の形になったか」を確認するだけでなく、住んでからの安心や将来的な価値にもつながる、最後の仕上げのような大切なステップです。
「設計」と「建設」、どっちの評価がおすすめ？
ここまで読んでくださった設計初心者さんは、「じゃあ、どっちの評価を受ければいいの？」と思いますよね。
いちばん安心なのは、やっぱり「設計住宅性能評価」と「建設住宅性能評価」の両方を受けること。最初にプランの性能をしっかり確認して、そのプラン通りに実際に建てられていることまで確認できれば、まさに鬼に金棒です！
実は、「建設住宅性能評価」を受けるためには、基本的にはその前に「設計住宅性能評価」を受けている必要があるんです。（例外もありますが、まずはセットで考えるとスムーズです。）
もちろん、費用もかかることなので、設計事務所の方や、家を建ててくれる工務店さんなど、プロの意見も聞きながら、「自分たちの家づくりには何がベストかな？」と相談して決めるのが良いでしょう。
まとめ：性能評価を味方につけて、最高の家づくりを！
住宅性能評価の「設計」と「建設」の違い、そしてそれぞれのメリット、なんとなくイメージできましたか？
設計住宅性能評価：あなたの素敵な「設計プラン」が持つポテンシャルをチェックし、自信と安心を与えてくれる！
建設住宅性能評価：そのプランが「実際の建物」としてバッチリ実現されたかを確認し、住んでからの安心と将来の価値を高めてくれる！
設計初心者のみなさんにとって、性能評価は難しいものではなく、むしろ「安心して設計を進め、より良いお家を実現するための心強い味方」です。この制度を上手に活用して、ご自身が思い描く、そして家族みんなが笑顔で暮らせる、最高のマイホームを実現してくださいね！応援しています！