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長谷工の決算ってどうだった?サクッと解説!~建設・不動産業界のヒントも~

  • 2025年5月29日
  • 2025年5月27日
  • コラム

お仕事お疲れさまです。

今回は 株式会社長谷工コーポレーションの2025年3月期決算 (2025年5月14日発表、決算日は3月31日)を、できるだけ分かりやすく、ポイントを絞って解説いたします!

この記事をお読みいただければ、長谷工の現在の状況から、私たち建設・不動産業界が今後どのように動けば良いのか、そのヒントが見えてくるかと思います。
どうぞ肩の力を抜いて、リラックスして読んでくださいね!

まずは結論から!長谷工の決算、ざっくりまとめ!

詳細な数字は後ほどにして、まずは主要なポイントを押さえましょう!

  • 売上はアップしました!:事業の規模は大きくなっています。これは良い傾向ですね! 👍
  • しかし、最終的な利益はダウン…:特に海外の事業で一部特別な損失があったことが影響しました。これは少し残念な点です… 😢
  • 会社の財務体力はしっかりしています!:自己資本比率も上昇し、安定感は増しています。これは安心材料です! 💪
  • 来年はV字回復を目指す計画です!:力強い計画が示されており、期待されます! ✨
  • 株主様への還元(配当)も増える予定です!:これも嬉しいニュースですね! 🎁

もう少し詳しく!数字で見てみましょう(2024年4月1日~2025年3月31日)

項目 金額(億円) 前の年と比較して ポイント
売上高 11,773 7.6% UP 事業の規模は拡大しました!
営業利益(本業の儲け) 847 1.2% DOWN 材料費や人件費の上昇で、少し苦戦したようです…
経常利益(会社の実力) 834 ほぼ横ばい なんとか踏ん張った、というところでしょうか!
純利益(最終的な儲け) 344 38.5% DOWN 海外での一時的な要因で、大きく減少してしまいました…

事業ごとの状況をチェック!

長谷工は様々な事業を展開しています。それぞれ見ていきましょう!

1.建設関連事業(マンションなどを建てる仕事)

  • 売上高:7,967億円 (2.6% UP)
    • 完成した工事が増えたのは良い点です!
  • 営業利益:535億円 (7.6% DOWN)
    • うーん、材料費や人件費の上昇が影響したようです…。これは業界全体の悩みでもありますね。
  • 将来の仕事量:受注高(これから行う工事の量)はしっかり増えていますので、今後に期待です!

2.不動産関連事業(マンションを売ったり貸したりする仕事)

  • 売上高:1,747億円 (36.3% UP)
  • 営業利益:240億円 (24.9% UP)
    • こちらは好調です! 新しいマンションの引き渡しは減りましたが、その他の不動産取引が活発だったようです。

3.サービス関連事業(リフォームや管理などの仕事)

  • 売上高:2,764億円 (3.3% UP)
  • 営業利益:181億円 (5.8% DOWN)
    • 大規模修繕やリフォームではコストを抑えて健闘しましたが、全体としては少し利益が減少しました。ただ、賃貸管理や仲介は安定しているようです。

4.海外関連事業(海外での不動産の仕事)

  • 売上高:35億円 (前の年は10億円でした)
  • 営業損失:57億円の赤字 (前の年は49億円の赤字でした…)
    • こちらは、まだ少し苦戦している状況のようです…。冒頭でお伝えした特別損失も、この海外事業から計上されています。

会社の体力は大丈夫?来年はどうなる?株主様への還元(配当)は?

会社の体力(財務状況):安定感はアップしています!

  • 自己資本比率:39.0% (前の年から1.2ポイントUP!)
    • 会社の安定性を示すこの数字が上昇したのは、非常に良いことです!財務基盤がより強固になっていると言えます。

来期(2026年3月期)の目標:V字回復を目指します!

  • 売上高:1兆2,300億円 (4.5% UP目標!)
  • 営業利益:920億円 (8.6% UP目標!)
  • 純利益:550億円 (なんと59.7% UP目標とのことです!)
    • これは素晴らしいですね!最終利益が大きく回復する計画で、期待が高まります!

株主様への還元(配当):増える予定です!

  • 2025年3月期(今回):年間 85円 (中間40円+期末45円)
  • 2026年3月期(来期予想):年間 90円 (中間45円+期末45円)
    • 増配予定です!
    • これから6年間は、利益の約半分を株主に還元し、減配せずに配当を維持または増額する(累進配当)方針とのこと。株主を大切にする姿勢がうかがえますね!

長谷工のこれから:新しい計画と「木の家」とは?

長谷工は、これから6年間の新しい計画「HASEKO Evolution Plan」をスタートさせます! キーワードは「進化」。得意なことはさらに伸ばし、新しいことにも積極的にチャレンジしていくようです。

特に注目なのが、「木(もく)の家」への取り組みです! 「長谷工といえばマンションのイメージだけど…」と思われるかもしれませんね。

しかし、地球環境に優しく、住む人の心や体にも良い影響を与える木の建物を増やそうと、本気で取り組んでいるようです。 そのために、「株式会社ウッドフレンズ」という木の家づくりが得意な会社をグループに迎える(TOB)ことも決定しました。これは大きなニュースと言えるでしょう!

【ここが大事!】私たち、これからどうする?長谷工から学ぶ5つのヒント

さて、長谷工の動きを見て、私たち建設・不動産業界の者は、どのように対応していけば良いのでしょうか? 難しい話は抜きにして、明日から参考にできるヒントを5つにまとめてみました!

  1. 「コスト上昇で大変…」を乗り越える「知恵」を絞りましょう!
    • 材料の仕入れ方、もっと工夫できませんか?
    • ITツールなどを活用して、業務をもっと効率的に、そして迅速に進められないでしょうか?
    • お客様にも「この品質なら納得!」と言っていただけるよう、しっかりと価値を伝えましょう!
  2. 「得意技」をいくつか持ちましょう!(リスク分散の考え方です)
    • 長谷工も、建設事業が少し厳しい時に不動産事業が支えていましたね。
    • 「うちはこれ一本!」というのも素晴らしいですが、万が一の時のために、他の収入源も考えてみるのはいかがでしょうか?
  3. 「地球にやさしい」取り組みは、実は大きな「チャンス」かもしれません!
    • 省エネの家(ZEHなど)や、長谷工が注目している「木の家」のように、環境に良いものは、お客様にも喜ばれ、新しい技術やアピールポイントになる可能性があります!
    • 「コストがかかるから…」と考えるだけでなく、「新しい価値を生み出すぞ!」という視点で取り組んでみましょう!
  4. 「新しい仲間」と「新しいこと」にチャレンジしましょう!
    • 長谷工がウッドフレンズと手を組むように、自社にない技術やアイデアは、外部から取り入れるのも有効な手段です!
    • M&A(企業の買収)といった大きな話でなくても、他の会社と協力してみるなど、できることはきっとあるはずです!
  5. やはり「人」が一番大切です!社員みんなが「ここで働きたい!」と思える会社にしましょう!
    • ベテランの技術を若い世代に伝えたり、新しいことにどんどん挑戦できる雰囲気を作ったり…。
    • 社員が生き生きと働ける会社は、お客様にも良いサービスを提供できるはずです!

まとめ:長谷工の動き、これからも注目ですね!

今回は長谷工の決算をポイントを絞って見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 少し厳しいニュースもありましたが、未来に向けてワクワクするような計画もたくさんありましたね!

私たち建設・不動産業界も、変化の時を迎えているのかもしれません。 長谷工のような大きな企業の動きは、これからのヒントがたくさん詰まっています。 アンテナを高くして、自分たちの仕事に活かしていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。