お仕事お疲れさまです。
今回は 株式会社長谷工コーポレーションの2025年3月期決算 (2025年5月14日発表、決算日は3月31日)を、できるだけ分かりやすく、ポイントを絞って解説いたします!
この記事をお読みいただければ、長谷工の現在の状況から、私たち建設・不動産業界が今後どのように動けば良いのか、そのヒントが見えてくるかと思います。
どうぞ肩の力を抜いて、リラックスして読んでくださいね!
まずは結論から!長谷工の決算、ざっくりまとめ!
詳細な数字は後ほどにして、まずは主要なポイントを押さえましょう!
- 売上はアップしました!:事業の規模は大きくなっています。これは良い傾向ですね! 👍
- しかし、最終的な利益はダウン…:特に海外の事業で一部特別な損失があったことが影響しました。これは少し残念な点です… 😢
- 会社の財務体力はしっかりしています!:自己資本比率も上昇し、安定感は増しています。これは安心材料です! 💪
- 来年はV字回復を目指す計画です!:力強い計画が示されており、期待されます! ✨
- 株主様への還元(配当)も増える予定です!:これも嬉しいニュースですね! 🎁
もう少し詳しく!数字で見てみましょう(2024年4月1日~2025年3月31日)
項目 | 金額(億円) | 前の年と比較して | ポイント |
---|---|---|---|
売上高 | 11,773 | 7.6% UP | 事業の規模は拡大しました! |
営業利益(本業の儲け) | 847 | 1.2% DOWN | 材料費や人件費の上昇で、少し苦戦したようです… |
経常利益(会社の実力) | 834 | ほぼ横ばい | なんとか踏ん張った、というところでしょうか! |
純利益(最終的な儲け) | 344 | 38.5% DOWN | 海外での一時的な要因で、大きく減少してしまいました… |
事業ごとの状況をチェック!
長谷工は様々な事業を展開しています。それぞれ見ていきましょう!
1.建設関連事業(マンションなどを建てる仕事)
- 売上高:7,967億円 (2.6% UP)
- 完成した工事が増えたのは良い点です!
- 営業利益:535億円 (7.6% DOWN)
- うーん、材料費や人件費の上昇が影響したようです…。これは業界全体の悩みでもありますね。
- 将来の仕事量:受注高(これから行う工事の量)はしっかり増えていますので、今後に期待です!
2.不動産関連事業(マンションを売ったり貸したりする仕事)
- 売上高:1,747億円 (36.3% UP)
- 営業利益:240億円 (24.9% UP)
- こちらは好調です! 新しいマンションの引き渡しは減りましたが、その他の不動産取引が活発だったようです。
3.サービス関連事業(リフォームや管理などの仕事)
- 売上高:2,764億円 (3.3% UP)
- 営業利益:181億円 (5.8% DOWN)
- 大規模修繕やリフォームではコストを抑えて健闘しましたが、全体としては少し利益が減少しました。ただ、賃貸管理や仲介は安定しているようです。
4.海外関連事業(海外での不動産の仕事)
- 売上高:35億円 (前の年は10億円でした)
- 営業損失:57億円の赤字 (前の年は49億円の赤字でした…)
- こちらは、まだ少し苦戦している状況のようです…。冒頭でお伝えした特別損失も、この海外事業から計上されています。
会社の体力は大丈夫?来年はどうなる?株主様への還元(配当)は?
会社の体力(財務状況):安定感はアップしています!
- 自己資本比率:39.0% (前の年から1.2ポイントUP!)
- 会社の安定性を示すこの数字が上昇したのは、非常に良いことです!財務基盤がより強固になっていると言えます。
来期(2026年3月期)の目標:V字回復を目指します!
- 売上高:1兆2,300億円 (4.5% UP目標!)
- 営業利益:920億円 (8.6% UP目標!)
- 純利益:550億円 (なんと59.7% UP目標とのことです!)
- これは素晴らしいですね!最終利益が大きく回復する計画で、期待が高まります!
株主様への還元(配当):増える予定です!
- 2025年3月期(今回):年間 85円 (中間40円+期末45円)
- 2026年3月期(来期予想):年間 90円 (中間45円+期末45円)
- 増配予定です!
- これから6年間は、利益の約半分を株主に還元し、減配せずに配当を維持または増額する(累進配当)方針とのこと。株主を大切にする姿勢がうかがえますね!
長谷工のこれから:新しい計画と「木の家」とは?
長谷工は、これから6年間の新しい計画「HASEKO Evolution Plan」をスタートさせます! キーワードは「進化」。得意なことはさらに伸ばし、新しいことにも積極的にチャレンジしていくようです。
特に注目なのが、「木(もく)の家」への取り組みです! 「長谷工といえばマンションのイメージだけど…」と思われるかもしれませんね。
しかし、地球環境に優しく、住む人の心や体にも良い影響を与える木の建物を増やそうと、本気で取り組んでいるようです。 そのために、「株式会社ウッドフレンズ」という木の家づくりが得意な会社をグループに迎える(TOB)ことも決定しました。これは大きなニュースと言えるでしょう!
【ここが大事!】私たち、これからどうする?長谷工から学ぶ5つのヒント
さて、長谷工の動きを見て、私たち建設・不動産業界の者は、どのように対応していけば良いのでしょうか? 難しい話は抜きにして、明日から参考にできるヒントを5つにまとめてみました!
- 「コスト上昇で大変…」を乗り越える「知恵」を絞りましょう!
- 材料の仕入れ方、もっと工夫できませんか?
- ITツールなどを活用して、業務をもっと効率的に、そして迅速に進められないでしょうか?
- お客様にも「この品質なら納得!」と言っていただけるよう、しっかりと価値を伝えましょう!
- 「得意技」をいくつか持ちましょう!(リスク分散の考え方です)
- 長谷工も、建設事業が少し厳しい時に不動産事業が支えていましたね。
- 「うちはこれ一本!」というのも素晴らしいですが、万が一の時のために、他の収入源も考えてみるのはいかがでしょうか?
- 「地球にやさしい」取り組みは、実は大きな「チャンス」かもしれません!
- 省エネの家(ZEHなど)や、長谷工が注目している「木の家」のように、環境に良いものは、お客様にも喜ばれ、新しい技術やアピールポイントになる可能性があります!
- 「コストがかかるから…」と考えるだけでなく、「新しい価値を生み出すぞ!」という視点で取り組んでみましょう!
- 「新しい仲間」と「新しいこと」にチャレンジしましょう!
- 長谷工がウッドフレンズと手を組むように、自社にない技術やアイデアは、外部から取り入れるのも有効な手段です!
- M&A(企業の買収)といった大きな話でなくても、他の会社と協力してみるなど、できることはきっとあるはずです!
- やはり「人」が一番大切です!社員みんなが「ここで働きたい!」と思える会社にしましょう!
- ベテランの技術を若い世代に伝えたり、新しいことにどんどん挑戦できる雰囲気を作ったり…。
- 社員が生き生きと働ける会社は、お客様にも良いサービスを提供できるはずです!
まとめ:長谷工の動き、これからも注目ですね!
今回は長谷工の決算をポイントを絞って見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 少し厳しいニュースもありましたが、未来に向けてワクワクするような計画もたくさんありましたね!
私たち建設・不動産業界も、変化の時を迎えているのかもしれません。 長谷工のような大きな企業の動きは、これからのヒントがたくさん詰まっています。 アンテナを高くして、自分たちの仕事に活かしていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。