2025年8月8日に発表された、住宅業界の巨人・飯田グループホールディングスの最新決算 。
「厳しい内容だった」と一言で片付けるのは簡単ですが、その中には、私たち建築・不動産業者が今の時代を勝ち抜くための貴重なヒントが詰まっています。
この記事を読めば、以下の3つのポイントがすぐに分かります。
- ✅ 飯田GHDの最新決算は「売上・利益ダウン」という結果
- ✅ でも、主力の「戸建て販売」は実は絶好調だった!
- ✅ 明日から使える!決算から学ぶべき「3つの経営戦略」
📉【結論】売上・利益はダウン。でも、一番大事な事業は強かった!
まずは気になる結果から。今回の決算は、正直に言うと厳しい数字でした。
(出典:飯田グループホールディングス株式会社 2026年3月期 第1四半期決算短信)
売上も利益もダウン 。特に利益が大きく減っているのは、ニュースでよく聞く「建築コストの高騰」が直撃している証拠です 。
しかし、希望の光もあります!
実は、同社の一番の主力である「戸建分譲事業(家を建てて売る事業)」の売上は、前年と比べて3.1%もアップしているのです 。
つまり、「家を買いたい」というお客様の根本的なニーズは、まだまだ強いと言えます。
🗺️ 今の市場、どうなってる?飯田GHDの現状分析と対策
飯田GHDは、現在の市場をどう見ているのでしょうか?
- 😊 追い風: 全体的に新築住宅の在庫が減っており、需給バランスが改善している 。
- 😥 向かい風: 材料費アップで家の値段が高い。さらに住宅ローン金利の上昇も心配されている 。
このような状況で、同社が徹底しているのが「無駄な在庫は持たず、本当に売れるエリアに集中する」という、極めてシンプルな戦略です 。
💡【明日から使える!】飯田GHD決算から学ぶ”3つの経営戦略”
さて、ここからが本題です。この決算から、私たちは何を学び、どう行動すればよいのでしょうか?
戦略①:価格競争から抜け出す「付加価値」戦略 💰
利益が減っている最大の原因はコスト高です 。
単にコストが上がった分を価格に上乗せするだけでは、お客様は離れてしまいます。
今こそ、「高くても、これが欲しい!」と思っていただけるような「付加価値」で勝負する時です。
- 他にはない魅力的なデザイン
- 光熱費を抑えられる高い省エネ性能
- 安心と信頼を生む手厚いアフターサービス
貴社ならではの「強み」は何でしょうか?それを磨き上げ、お客様にしっかり伝えることが重要です。
戦略②:”勘”に頼らない「データ武装」の仕入れ戦略 🗺️
飯田GHDは「適正な在庫」を意識しつつも、会社の資産である「棚卸資産(販売用の土地や建物)」は前期末から661億円も増やしています 。
これは、守るべきところは守り(無駄な仕入れはしない)、攻めるべきところ(優良な土地)は果敢に攻めている証拠です。
「この土地は良さそうだ」という長年の勘はもちろん大切。しかしこれからは、地域の人口や競合の状況といった客観的なデータで裏付けを取る「データ武装」が、仕入れの成功率を大きく左右します。
戦略③:お客様の”お金の不安”に寄り添う相談役になる 🤝
今、お客様が最も気にしていることの一つが「住宅ローン金利」です 。
物件の良さをアピールするのはもちろんですが、これからは「お金の相談役」としての役割が、これまで以上に重要になります。
- 変動金利と固定金利、どちらがお客様に合っているか?
- 将来金利が上がっても大丈夫な資金計画とは?
専門知識をフル活用して、お客様の不安を安心に変えてあげること。その丁寧な対応が、最終的に「あなたから買いたい」という信頼につながります。
🚀 まとめ:未来は不透明。だからこそ「基本」が最強の武器になる
第1四半期は厳しい結果でしたが、飯田GHDは
通期では増収増益という強気の目標を変えていません 。
先行きが見えにくい時代だからこそ、
- 価値で勝負する
- データで判断する
- お客様に心から寄り添う
という「基本」を徹底することが、どんな状況でも揺るがない強い会社を作るための、最強の武器になるはずです。