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【図解で解説】「残クレ」でマイホームってどういうこと?基本の仕組みをわかりやすく紹介!

みなさん、こんにちは! テレビのCMで「残クレで新車に乗ろう!」というフレーズ、聞いたことはありませんか?

「残クレ」と聞くと、なんだか専門用語のようで難しそうなイメージがありますよね。

実はこの仕組み、車だけでなく、マイホーム(家)を買う時にも似たような考え方があることをご存知でしょうか?

今日は、大人でも少し複雑に感じるこの「残クレ」の仕組みを、図解を交えてシンプルに、分かりやすく解説していきます!


1. そもそも「残クレ」って何?(身近なモノで例えてみよう)

「残クレ」は、正式には「残価設定クレジット」といいます。 漢字が並んでいて難しく見えますが、仕組みそのものは意外とシンプルです。

分かりやすく、5万円の最新ゲーム機を買う場面でイメージしてみましょう。 今すぐ5万円全額を払うのは大変…という場合を想像してください。

  • 普通の買い方(ローン): 5万円全額を、例えば3年かけてコツコツ分割で払います。

  • 残クレの買い方: 「このゲーム機、3年後でも中古で2万円くらいの価値はあるよね?」と予想します。この「未来の価値(2万円)」を「残価(ざんか)」といいます。 そして、「未来の価値(2万円)」の支払いは後回しにして、残りの「3万円」だけを3年間で分割して払うのです。

これを図で見ると、以下のようになります。

(※先ほどの図解イメージ:右側の「残クレ」の方が、支払う黄色い面積が少なくなっています)

ポイントは、「支払う金額の一部を最後に後回しにするから、毎月の支払い負担が軽くなる」ということ! これが残クレの最大のメリットです。


2. マイホームで「残クレ」?どういう仕組み?

では、これをマイホーム(家)の購入に置き換えてみましょう。

家は人生で一番高い買い物と言われます。例えば3000万円の家を買うとします。 普通の住宅ローンだと、この3000万円を35年などの長い期間をかけて、少しずつ返していきます。毎月の支払い額もそれなりに大きくなります。

ここで「残クレ」のような考え方を使ってみます。 「この家、10年後でも1500万円くらいの価値はあるはず」と予想します。(これが家の「残価」です) そして、その1500万円の支払いは後回しにして、差額の1500万円だけを最初の10年間で払うのです。

普通のローンと比べてみましょう。

(※先ほどの図解イメージ:右側の「残クレ風住宅ローン」の方が、毎月の支払いの山が小さくなっています)

このように支払いを抑えることで、例えば「子供の教育費にお金がかかる時期」や「若い内は給料がまだ少ない時期」でも、無理なく理想のマイホームに住める可能性が広がります。

※注意:実際の日本の住宅ローンでは、車のような完全な「残クレ」は珍しいですが、「将来売ることを前提に、特定の期間の支払いを抑える」という似た仕組みの商品(資産転換ローンなど)は存在します。


3. 約束の時が来たらどうするの?(未来の選択)

さて、ここからが非常に重要です。 「後回し」にしたお金は、いつか必ず精算しなければなりません。 約束の期間(例えば10年後)が来たら、今後どうするかという大きな決断が必要になります。

(※先ほどの図解イメージ:住み続けるか、売るかの分かれ道)

基本的には、この2つの道から選ぶことになります。

  • 【選択A:住み続ける】 「この家が気に入ったから、ずっと住みたい!」という場合。 後回しにしていた残価(例:1500万円)を支払う必要があります。貯金で一括払いするか、もう一度ローンを組み直して払い続けることになります。

  • 【選択B:売却・住み替え】 「子供も独立したし、別の場所に引っ越そうかな」「ライフスタイルが変わったな」という場合。 家を売却し、その売ったお金で残価を清算します。もし家が予想よりも高く売れれば、手元にお金が残ることもあります!


4. まとめ:「残クレ」の良い点と注意点

最後に、「残クレ」的な考え方でマイホームを持つときのポイントを整理します。

【良い点(メリット)】

  • 月々の支払いが抑えられる:今の生活レベルを落とさずに、憧れの家に住める可能性があります。

  • ライフスタイルの変化に対応しやすい:将来売ることを前提にしていれば、家族構成の変化に合わせて住み替えがしやすくなります。

【注意点(デメリット)】

  • 将来の支払いが残っている:後回しにしたお金をどうするか、計画を持っておく必要があります。

  • 家の価値変動のリスク:もし将来、家の価値が予想より大きく下がっていた場合、家を売ってもローン(借金)が残ってしまう可能性があります。(これが一番のリスクです!)

「一生その家に住むか分からない」「今の支払いは抑えたいけれど、良い家に住みたい」 そんな方にとって、この仕組みは賢い選択肢の一つになるかもしれません。

家を買う方法は一つではありません。ご自身のライフプランに合った買い方を探してみてくださいね!