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令和8年「一級建築士製図試験」の衝撃的なルール変更

はじめに

一級建築士受験生のみなさん、準備は進んでいますか?

令和8年度の受験要領を読んで、思わず二度見してしまった方も多いはず。

なんと、これまで「頭に叩き込む」のが当たり前だった設計製図の試験に、法令集が持ち込めるようになります。

「これで法規のポカミスが減る!」と喜ぶ反面、「試験が難化するのでは?」と不安になる。そんな揺れ動く受験生の皆さんに、この変更の本質をお伝えします。

結論:合格の鍵は「検索スピード」と「決断力」

結論から言うと、この変更で「知識の量」の差はなくなります。

代わりに問われるのは、膨大なページから必要な条文を瞬時に見つけ出す「検索スピード」と、引いた内容をプランに即座に落とし込む「決断力」です。

実務に近い形での試験運用。もはや試験は、学校のテストではなく「プロとしての実戦」へとフェーズが変わったと言えるでしょう。

ルールのおさらい

今回の変更点を、受験要領から整理しておきますね。

  • 携行可能に: 「設計製図の試験」の携行品に「法令集」が追加されました

  • 条件は学科と同じ: 持ち込めるのは2冊まで。書き込み等の条件も学科試験のルールに準じます

  • チェックのタイミング: 製図試験では「試験開始後」に法令集チェックが行われます

法令集があるからこそ怖い「3つの落とし穴」

「引けばわかる」という安心感は、時に牙を剥きます。私が懸念するのは、以下の3点です。

1. 「法令集を引く時間」という最大の敵 製図試験は6時間30分の長丁場ですが、1分1秒が惜しい試験です 。 学科のようにじっくり調べている時間はありません。「どこに何があるか」を指が覚えているレベルでないと、作図時間が足りなくなる恐れがあります。

2. 基準の厳格化

法令集を見られる以上、高さ制限や避難距離、延焼ラインなどの「うっかりミス」は、これまで以上に厳しく採点される可能性があります。

3. 道具への依存

学科で使い込んだ法令集ですが、製図版の横に置くと意外と場所を取ります。限られた机上のスペースをどうマネジメントするか、物理的な練習も必要になります。

まとめ:次の一歩

今回の変更は、受験生に「法令集は引くものではなく、確認するもの」というスタンスを求めています。

基本事項はこれまで通り頭に入れ、どうしても迷った時の「お守り」として法令集を使いこなす。そんなバランス感覚が合格への近道です。

まずは、製図用の法令集インデックスをどう工夫するか、新しい相棒との付き合い方を考えてみませんか?