【居室の天井高さ】と【小屋裏収納(ロフト)】の天井高さは、別物である理由

・居室の天井高さは、平均で2.1m以上
・小屋裏収納の天井の最高の高さは、1.4m以下 
以上、結論でした。
こんにちは。いしいさん(@ishiisans)です。
シュークリームは、生クリームとカスタードのダブルクリームより
カスタードオンリーのものが大好きです。
今回は、基本中の基本。天井高さについてです。
居室の天井高さは、建築基準法で定められています。
一方、小屋裏収納の天井高さは、建築基準法のどこを探しても明確に書いてありません。
ではどこに根拠があるのかというと、「通達」に書かれています。
では、さくっと説明していきますね。
いしいさん
比較してみますよ!

居室の天井高さの根拠 令21条

建築基準法施行令第21条(居室の天井高さ)
  居室の天井高さは、2.1m以上でなければならない。
2 前項の天井高さは、室の床面から測り、1室で天井高さの異なる部分がある場合においては、その平均の高さによるものとする
まとめると
居室の天井高さは、平均で2.1m以上ないといけないのです。
平均ですからね!最高・最低ではありません。
ここよく間違える人がいるので注意!!!
ちなみに、この条文は、令21条に書いてあるので、2.1mになっていpます。
言っている意味わかりますか?おやじギャグなので察してくださいね。
(※条文番号がそのまま数字の根拠になっているってことですよ!)
いしいさん
居室の天井高さは、平均で2.1m以上
余談
ちなみに、天井高さを図面上では、CH=〇〇〇〇mmと書いたりします。
つまり、図面上にCHと書いてあったら天井高さのことを指しています。

小屋裏収納の天井高さの根拠 通達

通達
昭和55年2月7日建設省住指発第24号
平成12年6月1日建設省住指発第682号
これらを読んでいくと
小屋裏収納の天井の最高の高さ、1.4m以下であることとなっています。
ここでの注意点は、
小屋裏収納の高さは、天井の最高の高さが1.4m以下となっています。
つまり、天井の高さの1番高いところが1.4m以下ということです。
居室の天井高さのように平均ではありません。
少しでも1.4mをこえる部分があれば、小屋裏収納として扱うことができないのです。
いしいさん
小屋裏収納は、1番高いところが1.4m以下

まとめ

以上、居室の天井高さと小屋裏収納の天井高さについてでした。
結論は、
・居室の天井高さは、平均で2.1m以上
・小屋裏収納の天井の最高の高さは、1.4m以下
です。
あくまで小屋裏収納は、余剰空間を有効に活用するためのものです。
なので、最高の高さが1.4m以下と決まっているのです。
また、小屋裏収納の基準については、天井高さだけでなく、面積なども通達で決まっています。
その内容に関してこちらをどうぞ↓
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