【令和3年】二級建築士製図試験の課題「歯科診療所併用住宅」に突っ込みを入れてみた。

お勤めご苦労さまです。いしいさん(@ishiisans)です。
いつもこのブログを読んでいただきありがとうございます!

 

今年、令和3年度二級建築士の課題が発表になりました。

課題は、歯科診療所併用住宅です。

では、詳しく見ていきましょう!

構造

構造は、「鉄筋コンクリート造」です。

 

久しぶりにきましたね~。鉄筋コンクリート造!

 

2級建築士製図試験では、通常「木造」です。
しかし、3年に一度は、「鉄筋コンクリート造」で出題されています。

 

ということで、
今年は、当たり年ですね!おめでとうございます!
理由は2つあります。

 

理由①
ぶっちゃけ、木造よりも鉄筋コンクリート造のほうが図面は簡単です。
木造みたいにごちゃごちゃ書く必要がないからです。

 

理由②
二級を取ってから一級も取ろうと思っている人も多いですよね?
一級では基本的に鉄筋コンクリート造です。
なので、一級も取ろうとしている人は、今から一級の作図勉強も同時にできちゃうんです。

要求図書

・1階平面図兼配置図(縮尺1/100)
・各階平面図(縮尺1/100)
※各階平面図については、試験問題に示す設計条件等において指定します。
・立面図
・断面図
・部分詳細図
・面積表
・計画の要点等

(注1)答案用紙には、1目盛が5ミリメートル(部分詳細図(断面)については10ミリメートル)の方眼が与えられている。
(注2)建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画 等)とする。

 

2か所黄色でマーカーを引いてみました。
ここがめちゃくちゃ大事です!!!

 

では、なぜ大事なのか説明していきます。

 

【重要】階数が不明。

要求図書に

※各階平面図については、試験問題に示す設計条件等において指定します。

としか書いてありません。

 

つまり、階数は不明なのです。

2階建てなのか?3階建て?なのか分からないのです。

 

階数が事前にわかっているといないとでは、難易度がガラッと変わってきます。

ここは、いろいろなパターンを練習しておく必要があります。

 

ただし、僕的には、おそらく3階建てだと思います。

理由は2つです。

 

理由①

鉄筋コンクリートの時は、今まで3階建てで出題されていたから。

 

理由②

要求図書に

(注2)建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画 等)とする。

と書いてあります。

 

この中に、「防火区画」と書いてありますよね?

つまり、防火区画=竪穴区画が出てくる可能性があるのです。

竪穴区画が必要になるのは、原則、3階建てのときです。

 

よって、以上より3階建てになる可能性が高いのです。

 

その他

一級建築士製図試験と同様に、二級建築士製図試験も法的な内容が厳しく審査され始めています。

なので、法的な内容は絶対に落とせません。

 

勉強をするときは、
・法的な内容を理解する
・図面に書き漏れをしない
を特に注意しましょう。

 

また、自分で自己チェックする習慣をつけましょう。

 

試験でも実務でも図面を書いたら終わりではありません。

自分でチェックし、書き漏れがないか、法的にOKなのかを確認できるようになる必要があるのです。

 

さいごに

【令和3年】二級建築士製図試験の課題「歯科診療所併用住宅」に突っ込みを入れてみた。でした。

 

まとめると

・構造は、鉄筋コンクリート造
・階数は、不明。(おそらく3階建て)
・法的な内容が重視されている。

です。

 

二級建築士製図試験も難易度が上がっている気がします。

でも、焦ることはありません。

コツコツやれば、必ず合格できます!

まだ時間もあります!

少しずつ頑張っていきましょう!

 

さいごまでお読みいただきありがとうございました。