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【知らないと損?】窓の採光計算、道路と公園で『ズル』できちゃう話

ブログ記事の重要な情報は活かしつつ、より読みやすく、内容がスッと頭に入ってくるように、例え話なども交えながら面白く書き換えてみました。
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どうも、建築好きの皆さん。日々、図面とにらめっこ、お疲れ様です。

あのー、採光計算って、正直ちょっと面倒くさくないですか? 「もっと光を!」って思うのに、法律の壁が結構、分厚くて…。僕もね、駆け出しの頃は「うへぇ、またこれか…」ってなってましたよ、正直な話。

でもね、意外なところに「抜け道」というか、うまく使えるルールがあるんですよ。窓の前に『アレ』、つまり道路とか公園とかがあれば、の話ですけどね。使える『合法的なズル』、みたいなやつがあるんです。

じゃあ、その『ズル』って何よ?って話ですよね。 採光計算で大事になってくるのが、窓から邪魔なもの(隣の敷地とかね)までの『水平距離D』。これ、基本は自分の土地の端っこ(隣地境界線)までしか見ないルールなんです。

ところが、ですよ。ここからがちょっと面白い。

①目の前が『道路』の場合: なんと、自分の敷地をぴょんと飛び出して、道路の反対側の線までを『D』としてカウントしてOK、となるんです。道路の幅の分だけ、まるっと距離が伸びる計算。これは結構デカい。設計の自由度が変わってきますよね。
②目の前が『公園・広場・川』とか、そういう開けた場所の場合: こっちは、そのスペースの真ん中(幅のちょうど半分)あたりまでを『D』にできる、と。道路のケースほどじゃないけど、これも普通に計算するより、かなり有利になります。

これ、別に裏技とかじゃなくて、ちゃんと法律(建築基準法施行令20条2項あたり)に書いてある公式ルールです。

で、これ、実際のところどうなの?って言うと…。 まあ、知ってる人は普通に使ってるテクニックですけど、やっぱりかなり効きます。実務レベルだと、道路や公園に面してる窓については「あ、これ計算するまでもないやつだ」ってなることが多いです。だって、この緩和を使えば、どう計算しても基準クリアしちゃう可能性が高いから。まあ、楽でいいですよね、正直。

だから、これから設計をバリバリやるぞって人も、頭の片隅に置いとくと「おっ」てなるポイントかも。「道路か公園が目の前にあるなら、採光は有利になるぞ」と。これ、結構使えますから。

というわけで、今回は採光計算のちょっとした『コツ』…というか、知ってると得するルールみたいな話でした。 法律って難しくてカタいイメージありますけど、よくよく読んでみると、こういう設計者の味方になってくれるような便利なルールもあるんですよね。

もし担当する敷地が道路や公園に面してたら、この「距離のボーナスポイント」を思い出してみてください。設計のアイデアが、また少し広がる、かもしれません。

最後までお付き合いいただいて、どうもです。また何か建築の面白いネタでも見つけたら、書いてみようと思います。