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【日本橋本町三井ビルディング &forest】日本橋が森になる!?衝撃の木造高層ビル計画の全貌

はじめに

現在、東京の日本橋エリアで、ある特別なビルが建設されています。 それは、主要な構造に木材を使った、地上18階建ての高層ビルです。

このビルの名前は「日本橋本町三井ビルディング &forest。 完成は2026年9月の予定です。

この記事では、この新しいビルの注目ポイントを、3つに絞って分かりやすく解説します。

▼ビルの完成予想図は、公式サイトでご覧いただけます


ポイント1:地球環境にとてもやさしい

なぜ今、木でビルを建てるのでしょうか 最も大きな理由は、地球環境への配慮です。

  • CO2を閉じ込める 樹木は、成長するときに空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収します。 そして、炭素として内部に蓄える性質があります。 ビルになっても、その炭素は建物の中に閉じ込められ続けます。 このため「都市の森林」とも呼ばれ、温暖化対策に繋がります。

  • CO2の排出が少ない 鉄やコンクリートといった材料は、製造時に多くのCO2を排出します。 それに比べ、木材は加工に必要なエネルギーが少なく、環境への負担を大きく減らせます。

ポイント2:日本の森林を元気にできる

第二のポイントは、国内の資源を有効活用できる点です。

  • 豊かな森林資源 日本は国土の約7割が森林で、木材資源が非常に豊富です。 しかし、その多くが十分に活用されていないのが現状です。

  • 林業の活性化 国産の木材を積極的に使うことで、日本の林業が元気になります。 それは、森の適切な管理を促し、私たちの暮らしを支える豊かな自然を守ることにも繋がります。

ポイント3:最新技術で「安全」と「快適」を実現

木造の高層ビルと聞くと、安全性や快適性が気になるかもしれません。 その点は、最新の技術が解決しています。

  • 新技術「CLT」で頑丈に このビルには「CLT」と呼ばれる新しい木材が使われます。 CLTは、木の板を何層にも重ねて作られた、非常に頑D丈なパネルです。 これにより、地震に強く、高層ビルに必要な強度を確保しています。

  • 火事にも強い工夫 CLTは厚みがあるため、火事に遭っても表面が燃えて炭の層を作ります。 この炭化層が、内部まで火が燃え進むのを防ぐ役割を果たします。

  • 木がもたらす心地よさ 木に囲まれた空間は、人をリラックスさせる効果があると言われています。 木の温もりや香りは、オフィスで働く人々のストレスを和らげ、集中力を高める助けにもなります。


まとめ

日本橋に誕生する「日本橋本町三井ビルディング &forest」。 このビルは、単に新しいだけではありません。

  • 環境にやさしく
  • 国内の資源を活かし
  • 働く人にも心地よい

これからの街づくりの可能性を示す、象徴的なプロジェクトと言えるでしょう。 完成が今からとても楽しみです。