既存住宅状況調査技術者の「更新がオンライン」で出来るようになったよ!

  • 2020年11月20日
  • 2020年11月20日
  • 不動産

こんにちは。建築士のいしいさん(ishiisans)です。

あなたは、「既存住宅状況調査技術者」の資格もってますか?

ぼくは、一応持ってます。

ちょうど今年度、更新の時期になっていました。
でも、ぶっちゃけ1回も使ったことないので、もう更新しなくていいかなあ。
わざわざ講習受けに行くのメンドクサイし。

って思ってたら、この講習をやっている日本建築士会連合会から
メールがきました。

それは、なんとこの更新が、オンラインでできるようになったという内容でした。
詳しくは、こちらをご覧ください。

これはラッキー!
お金はかかりますが、わざわざ行かなくていいので更新しようと思います。

せっかく、こういう話題があったので、

今回は、この資格「既存住宅状況調査技術者」について説明していきます。

既存住宅状況調査技術者になるには?

建築士が講習を受けて、簡単なテストで点が取れればOKです。

なので、この資格を取ることは、めちゃくちゃ簡単です。

ただ、講習は、まる一日かけて行われます。
なので、ぼくみたいにヘルニアもちには、結構キツイです。(苦笑)
クッションなどを持って行った方がいいでしょう!

 

既存住宅状況調査技術者ができること

改正宅建業法の重要事項説明の既存住宅の状況調査をすることができます。

詳しく説明すると
宅建業法が改定され、売買契約をするときに、既存住宅状況調査をした場合は、その結果を説明しなければならないとなりました。
この調査を行うことができるのが、既存住宅状況調査技術者なのです。

 

このような制度ができた理由

まだまだ使える中古住宅市場を、活性化させたいからです。

日本は、空き家が大きな問題になってきています。

この問題を解決するための一つの方法として、
まだまだ使える中古住宅は、どんどん活用したいのです。

また、調査をすることで、その建物の安全性がわかります。
そうすることで、中古住宅を安心して購入することができるのです。

【重要】義務ではない

じつは、この調査は、義務ではありません。

ここ、勘違いしている人が多いです。

不動産屋が、購入希望者に行う重要事項説明において、
この調査をしたのか、してないかを説明することが義務なのです。
そして調査をしたら、その結果を説明しなければなりません。

つまり、
調査は、義務ではない。
説明することが、義務なのです。

まぎらわしいですよね~。なんでこんな言い回しにしたんでしょうね~。
間違えやすいので注意しましょう!

さいごに

以上、「既存住宅状況調査技術者」についてでした。

はっきり言って、この調査を利用する人は、あまりいません。

購入者にとっては、建物の状態がわかるので、いい制度です。

しかし、売りたい人は、
欠陥があったら価格が下がってしまうので、あまりやりたくないのです。

この制度の普及が進まないのは、上記のように
購入者と売りたい人の双方に、メリットが少ないからです。

もっと双方にメリットがあるようにすれば、この制度を活用する人は増えます。

そして、中古住宅の流通が進み、空き家問題も縮小していくはずです。

お互いにメリットがあるように、制度を改正してほしいですね!

さいごまでお読みいただきありがとうございました。