「計画の要点って、結局何を書けばいいの?」——難しく考えなくて大丈夫です。実は、やることはたった3つだけです。この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、身近な例で説明します。
一文には、言いたいことを1つだけ
まず、こんな文を見てください。
「僕は、宿題を先にやった。テレビも見たかったし、友達とも遊びたかった。」
読んでいて「結局、何が言いたいの?」となりませんか? 1つの文に、いろんな情報を詰め込みすぎているからです。
「僕は、明日テストがあるから、宿題を先にやった。」
これなら、誰が(僕は)・なぜ(テストがあるから)・どうした(宿題を先にやった)が、一発で分かります。
やってみよう
- 自分の書いた文を声に出して読んでみる
- 「誰が」「何を」「なぜ」が全部入っているか指差し確認する
- 情報が多すぎたら、2つの文に分けてしまう
「だから」でつながるか確かめる
「誰が・何をしたか」と「なぜそうしたか」を書いたら、次はその2つがちゃんと関係しているかを確かめます。やり方はとても簡単で、間に「なぜならば」を入れて読むだけです。
「僕は、宿題を先にやった。なぜならば、明日テストがあるから。」
自然に読めますよね。これはOKです。では、こちらはどうでしょう。
「僕は、宿題を先にやった。なぜならば、今日は晴れていたから。」
変ですよね。「晴れていたこと」と「宿題を先にやったこと」は、何の関係もありません。理由になっていないのです。
やってみよう
- 自分の書いた文の「なぜ」の部分を見つける
- 「〇〇した。なぜならば、△△だから。」の形にして声に出す
- 変だな、と感じたら、△△(理由)の方を書き直す
※「なぜならば」でつなぐのは確かめるときだけです。実際に書くときは「誰が→なぜ→どうした」の順番で書きましょう。
ふわっとした言葉をやめる
最後は、便利だけど中身のない言葉をやめることです。
「頑張って勉強した。」
これだと、何をどれだけ頑張ったのか、誰にも伝わりません。
「毎日30分、漢字ドリルを1ページやった。」
こちらなら、何を・どれだけやったのかがはっきりします。「頑張った」「ちゃんとやった」「しっかり考えた」のような言葉は、書いた本人は分かった気になりますが、読む人には何も伝わりません。
やってみよう
- 「頑張った」「ちゃんと」「しっかり」「適切に」を探して丸をつける
- 丸をつけた言葉を、数字や具体的な行動に置き換える
- 置き換えられない言葉は、思い切って消してしまう
計画の要点に当てはめると
この3つのルールは、建築士の試験の「計画の要点」でもまったく同じように使えます。
✕ ふわっとした答案
「バリアフリーに配慮し、車椅子使用者用駐車場を設置した。」
◯ 3つのルールを使った答案
「車椅子使用者用駐車場は、出入口までの動線を最短にする必要があるため、出入口に隣接して配置した。」
- ①誰が・何をしたかを一文に1つだけ書く
- ②理由と結果が「なぜならば」でつながるか確かめる
- ③「配慮した」のようなふわっとした言葉を具体的な言葉に置き換える
これだけで、答案は見違えるほど伝わりやすくなります。
最後に
計画の要点は、才能ではなく型で書けるようになるものです。今日から3つのルールを意識するだけで、答案は必ず変わります。焦らず、一つずつ積み重ねていきましょう。